田久保英夫の短篇小説集「薔薇の眠り」(中公文庫、昭和53年・刊)を読みおえる。
5編の内容を紹介する根気がないが、いずれも昭和45年発行の文芸誌に発表されている。全共闘運動敗北後の雪崩れるような反動化のなかで、彼はこれらの短篇小説を書き継ぐことで耐えていたのだろう。
いわゆる「内向の世代」の作家の全集が少ないことは、不況の中とはいえ残念である。
僕が参加している同人詩誌「青魚(せいぎょ)」の№69が出来上がった。
僕はソネット4篇「一致」「問いかけ」「布団の恐怖」「ヒットとホームラン」を載せてもらった。
次の70号記念号の計画が持ちあがっている。
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