歌誌「棧橋」№95を読了
季刊同人歌誌の「棧橋」№95を詠みおえる。散文では飛ばしたものもある。
昭和10年代生まれの作者の「楡区」には、歳を召された方の豊かな作品がある。
高野公彦氏の連作「虹消えて」では、故郷への思いに打たれる。僕は農家の次男だけれども、故郷の本家近くに住んでいるので、望郷の思いはないが、遊学(?)した神戸の地と友人たちへの思いは断ちがたい。
宮崎小夜子さんの「みどりご時間」はお孫さんを詠んだ連作だけれども、写実ばかりではなく、また始まったばかりの人生に寄せる思いが深い。
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