歌集「ひとすじの道」
柴雪子・第1歌集「ひとすじの道」(2005年、ながらみ書房・刊)を読みおえる。彼女は「未来」所属。
彼女の夫は、新婚1年3ヶ月で出征し(そのとき彼女は子を宿していた)、ついに還らなかった。彼女は、教職を勤めながら一人で息子を育て、その子も結婚し3人の孫がうまれた。
しかし一人息子は、6年の癌闘病のすえ、55歳で亡くなった。
これほどの苦しみを味わいながら、歌集「ひとすじの道」の後書きで彼女は、「こんなに大勢のみなさんの温もりに支えられて生きて来たんだと実感いたしました。心から幸せ者と気付きました。」と述べている。
短歌の功徳の大いさに、改めて驚嘆する。
昨日に「コスモス愛知」第523号が、今日に「コスモス 第十宇宙花」が、家に届いた。
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