図録「第十回 高野山大宝蔵展」を見おえる。
平成元年、高野山霊宝館・編集発行。
特別公開として、「高松宮御下賜美術品」と「国宝 運慶作 八大童子像」がある。
御下賜美術品は、狩野探幽・筆の「楼閣山水図 六曲一双」対、徳川慶喜公・筆の二幅など、公開の意図に対しては失礼かも知れないが、僕は骨董品の最高級品として、図版を眺めた。
また「木造不動明王坐像」と「国宝 運慶作 八大童子像」も展示された。
八大童子像は、エックス線写真や、形状についての詳しい解説も載っている。美術研究者には参考になるだろう。
僕は、美術研究者ではないし、信仰も全くないので、国宝とはいえ、仏像に心打たれることはない。
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