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2009年5月10日 (日)

シュニッツラー「輪舞」

002 シュニッツラーの戯曲「輪舞」を読みおえる。

 岩波文庫、1998年・8刷。

 この戯曲は、高校生時代から、書店で立ち読みをしたり(他の文庫で)、1度は通して読みたいと思っていた

 内容は、10人の男女が順繰りに情事を持って、最後の伯爵が最初の娼婦と関わりをもって情事の輪舞(ロンド)が完成するというストーリーである。

 この戯曲の良さは、単純な形式美と、ゆきずりの恋にも真実はあるという点を衝いている事だろう。

 シュニッツラーは、1862年~1931年、ウィーンで生没した作家である。

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