黒木瞳さんの第1詩集「長袖の秋」と、第2詩集「夜の青空」を、読みおえる。
共に角川文庫。「長袖の秋」は平成2年・刊、「夜の青空」は平成9年2版。
内容は、恋愛心理がレトリック豊かにうたわれている。
ただし僕は、「夜の青空」中の詩劇「アンの愛情」は読まなかった。
彼女は、宝塚歌劇団を経て、女優としてテレビや映画で活躍している。美貌と、演劇の才能と、詩才とを兼ね備えて、「天は二物を与えず」の諺が誤りであることを、証明している。
ただし詩人として本格的に評価されないのは、作品に人生的重みが薄いからか。
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