正岡子規の随筆集、「病牀六尺」を読みおえる。
この長短の随筆は、正岡子規が死の2日前まで127日を書き継いで、新聞「日本」に発表し続けたもの。
岩波文庫、1986年・28刷。
美術論、俳句論、教育論ほか、病床に身動きも思うようにならない病人としては、旺盛な知の活動を示す。
美しい娘さんに身近にいてもらえるようになった、と大真面目に書いてきて、末尾に「お嬢さんの名は南岳草花画巻」と明かす。僕は全く意表を突かれた。
僕のブログの記事は、正岡子規の随筆に及ぶべくもないが、本を主に、生活のトピックスを報じ続けたい。
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