「橘曙覧記念文学館」
午後に妻の車、妻の運転で、「福井市橘曙覧記念文学館」へ行く。
市内の足羽山の麓にこじんまりと建つのだけれど、僕は初めてだった。
橘曙覧(たちばな・あけみ)は、江戸時代末期の歌人で、正岡子規が称揚し、またアメリカのクリントン大統領がスピーチで(天皇を招いた宴での)引用し、おおいに盛り上がった(少なくとも福井県では)人物である。
歌業のなかでも、「独楽吟」連作が知られる。
館内の、住まい「藁屋」を1部復元したコーナーでは、縁下から生い出た竹をそのまま伸ばしたエピソードも表わされている。
「図書閲覧室」では、「橘曙覧全集」など、僕も所有している本も、少しあった。
展示室には、橘曙覧、親交のあった領主・松平春嶽の、真蹟が幾つかあった。
福井の橘曙覧・研究家、久米田裕(くめだ・ゆたか)さんの業績を紹介するコーナーもあって、彼の校注した全歌集から入った僕には、親しかった。
向かいにある「福井市愛宕坂茶道美術館」にも寄る。
写真は、双方の栞である。
埼玉県民だけど・さん、コメントをくださり、ありがとうございます。
福井は食べ物もおいしいですし、楽しまれますように。
投稿: 新サスケ | 2010年5月 5日 (水) 04:48
ちょうど今度福井に行く予定がありまして、観光もしようかと考えていたところです。
是非行ってみようと思います。
有益な情報に感謝します。
次回の更新楽しみにしてます 。
投稿: 埼玉県民だけど | 2010年5月 5日 (水) 00:36