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2010年6月 3日 (木)

内田樹「寝ながら学べる構造主義」

001  内田樹(うちだ・たつる)の「寝ながら学べる構造主義」を読みおえる。

 文春新書、平成14年・4刷。

 この本は、5月22日の「詩の研究会」5月例会(ブログ記事にアップ済み)で、こぐま星座さんから哲学史のレクチュアを受けたおり、彼から借りたものである。

 構造主義について、概説的にわかりやすく説かれているのは良い。

 構造主義の四銃士とされる、フーコー、バルト、レヴィ・ストロース、ラカンの著作を1冊も読んでいない。

 フーコー、ストロースはわずかに、著書を持っているので、読んでみなくては。

 構造主義が倒したとされる、実存主義の本も、ほとんど読んでいないので、それから読まなくてはいけないか?

 世は「ポスト・モダン以後」の思潮らしいのに。

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コメント

こぐま星座さん、コメントを下さり、ありがとうございます。
お説もっともなれど、古い考え方が、なかなか抜けなくて。
借りた本は、明日の「群青」18号・編集会議で返します。ありがとうございました。

いやいや、そんな堅苦しいこと考えなくても「・・・まあそんなカンジか・・・。」でいいのではないでしょうか。
われわれはそれが永遠不変でグローバルな美の基準のようになんとなく思っているけど、たとえば女性の理想的なプロポーションである「八等身美人」とか「やせていなければいけない」という基準は欧米の、極めてローカルな美の基準でしかないというようなこと。世界の民族の間には髪の毛が黒い人が美人だとか、とにかく首が長ければいいとか、とにかく唇が大きければいいとか、さまざまな美の基準があるけど、それぞれに文化的な背景があって欧米の基準だけが正しい・・・といったようなものではないと言う事が大事だと思うんだ。

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