津田倫男(つだ・みちお)「老後のカネ 老後の生き方 心配はいらない!」を読みおえる。
2010年、講談社・刊。
この本を読みおえて、老後の心配が無くなった訳ではない。良くも悪くも将来はわからないし、老後を心配し過ぎても仕様がない、とも思う。
帯文に、「「5000万円は必要」に騙されるな! 年間200万円でも充分可能、…」とある。彼は平均寿命を言うが、厚生労働省の平均余命表によると、60歳で、男性23年、女性28年であり、年200万円としても老夫婦で5000万円が必要な計算である。
また彼は、熟年起業を勧める本も書いているが、その危険性を彼は知った上でのことである。
どうも著者を信用しかねる。
コメント