県内に在住の詩人・I秀子さんが、同人詩誌「木立ち」第110号を送って下さった。
巻頭はN悦子さんの「水玉とスコール」である。
銃、核爆弾、日常などをまじえてえがいて、世界を丸ごと把握しようとするようだ。
I秀子さんの「夜這い星 Ⅱ」は、シュールな描きながら、彫刻のような言葉の質がある。
編集発行者であるK明日夫さんの「雑歌 草しずく」は、西行の短歌の引用もしながら、優しい高級な抒情詩である。
M迪男さんのエッセイ「地震の記憶」は、1948年の福井地震の体験を描いて、読者は東日本大震災へ思いを引かれる。
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