「歌壇」6月号
総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2012―6月号を読みおえる。
小島ゆかり氏による岡野弘彦氏へのインタビュー「歌は世につれ情(よ)はうたにつれ」の第2回、「私の学生時代」は興味深かった。
皇學館大學より国学院大学へ移った岡野氏の、短歌の状況、寄宿舎での様子、学徒出陣式・前後の折口信夫の言動、工場へ学徒動員での様子、みな僕には初めての話だった。
小塩卓也(おしお・たくや)氏と、星野恒彦(ほしの・つねひこ)氏による、特別対談「海外日系人の短歌と俳句」も興味深く読み通した。
歌誌「コスモス」での、海外より出詠される作品に、心惹かれる事があるからである。おもにブラジル、アメリカ等での活動が多く、語られたようだ。
「コスモス」では、カナダでの活動が盛んなようである。
学生、日本語を学ぶ外国人からも、コンテストへの参加があるようで、頼もしい。
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