« ミニ薔薇と満天星 | メイン | 本より入る »

2012年5月10日 (木)

太田鴻村「穂国」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第4巻(昭和56年・刊)より、14番め、最後の句集、太田鴻村(おおた・こうそん)「穂国(ほのくに)」を読みおえる。

 原著は、昭和16年、新土社・刊。

 臼田亜浪の序文、596句、後記を収める。

 敗戦前に俳誌「石楠」で活躍したとされる。

 昭和10年までの作より、5句を引く。

川船の月暗ければ水匂ふ

朝焼が胸につめたし夾竹桃

ひさびさの旅路草家の干布団

夜や冷ゆと下り鰻を待ちてけり

姫百合の灯になじめるを妻もとめ

Phm10_0105
写真は、記事と無関係。

ダウンロード・フォト集より。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/238785/29079207

太田鴻村「穂国」を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート