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角川書店「増補 現代俳句大系」第4巻(昭和56年・刊)より、14番め、最後の句集、太田鴻村(おおた・こうそん)「穂国(ほのくに)」を読みおえる。
原著は、昭和16年、新土社・刊。
臼田亜浪の序文、596句、後記を収める。
敗戦前に俳誌「石楠」で活躍したとされる。
昭和10年までの作より、5句を引く。
川船の月暗ければ水匂ふ 朝焼が胸につめたし夾竹桃 ひさびさの旅路草家の干布団 夜や冷ゆと下り鰻を待ちてけり 姫百合の灯になじめるを妻もとめ
川船の月暗ければ水匂ふ
朝焼が胸につめたし夾竹桃
ひさびさの旅路草家の干布団
夜や冷ゆと下り鰻を待ちてけり
姫百合の灯になじめるを妻もとめ
写真は、記事と無関係。
ダウンロード・フォト集より。
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