日本エッセイスト・クラブ編「’01年版ベスト・エッセイ集 母のキャラメル」を読みおえる。
文春文庫、2004年・刊。
先の12月10日付け記事「’00年版 日本語のこころ」に継ぐ本である。
僕の好む「ほのぼの・しみじみ路線」の話が少なくなった。
そういう、ささやかな幸せを感じ取る、余裕のない時代だろうか。
なお初出誌が「室内」というエッセイが2編ある。
エッセイストでもあった山本夏彦が、インテリア専門誌「木工界」を発行し、「室内」と改めて1961年~2006年に発行された。
志向は僕と違うようだが、粋な計らいである。
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