「青磁」第31号
ずいぶん前に、県内在住の詩人・作家、S道明さんが、小説を中心とする同人誌、「青磁」第30号(2012年11月・刊)を送って下さった。
僕は後ろめたさを感じながら、この号を全く読まず、礼状も差し上げなかった。また30号記念会の案内がありながら、参加しなかった。
それなのにS道明さんは、31号を送って下さった。2013年5月、青磁の会・刊。彼は、県内アマチュア文学者の、大人(たいじん)の一人である。
30号の表紙写真を併載して、感謝の意を表する。
31号では彼の、批評「短歌作家としての橘曙覧(7)」と、小説「羽昨まで」を読んだ。彼の中野重治・論「車箪笥還る」は、読まずに失礼した。
「短歌作家としての…」では、郷土の「Fふるさと文学館」開設に関わる意見で、僕は彼と同感である。
小説「羽昨まで」は、60年安保時の経験をおもに描いている。53年を経ても、心の傷は眠っていないのだろう。
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