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2014年1月 3日 (金)

詩誌「水脈」49号

Cimg7471 「福井詩人会議・水脈」の事務方、T・健隆さんが、詩誌「水脈」49号を送ってくださった。

 S・周一さんが椨(たぶ)の老大木をうたった「忘れられない木」、中野鈴子・研究を一段落したI・信夫さんが亡き妻を偲ぶ「烏」など、ベテランの活躍がうれしい。

 善良な素直な書きぶりの作品が多い。作品の高評価を得るには、1考が要るのだろう。

 次号の節目の50号を越えて活躍しようと、意気さかんである。

 I・冴子さんの4編より、「金木犀」の終り2連を引く。

  金木犀

    I・冴子


  (前略)

花の香りは

施設で暮らし始めた

母のもとへも届くだろうか


開く幅は 手のひらほどの

そんな窓の 母の部屋にも

懐かしい香りは 届くだろうか

 

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