平凡社「世界名詩集大成 (1) 古代・中世編」(1960年・刊)より、「アナクレオンテア」10編(呉茂一・訳)を読みおえる。いずれも短詩である。
3月14日の記事、テオクリトス「詩集(抄)」に続く。
「アナクレオンテア」とは「アナクレオン風」(歌謡)という意味で、アナクレオンの真作はないとされる。前2世紀~後1世紀、2世紀~6世紀の作品とみられる。
このような古詩を日本語訳で読める事は尊い。しかし歌謡風だからといって、音数律、俗語にこだわった点は、今となっては傷のように思える。
「フリー素材タウン」より、水仙の1枚。
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