県内にお住いの作家、堀内正子さんより、詩集「雪の化身」を頂いた。
面識のない方だけれど、詩誌の住所録やアンソロジー詩集の名簿などであからさまにしているから、驚く事ではない。
略歴によれば、彼女はこれまでに4冊の小説、1冊の童話集を上梓している。
初めての詩集らしい。5章と「あとがきに代えて」で、全74編の大部である。
素直な語り口調で、レトリックも取り入れて、詩編が編まれている。
時に5音句7音句が多くなり、古さを感じさせる。
歳を重ねられた女性の本音を語り、清々しい。
「雪だるまとコンペイトウ」は、童話めいた佳品である。
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