I・寿和子「連鶴 その二」
1昨日の記事に書いた通り、「コスモス短歌会F支部」10月歌会の直前、支部・最高齢(96歳)のI・寿和子さんが、支部退会の挨拶にみえた。
そのおりに支部に託された歌集「連鶴 その二」2部のうち、1部を最初に僕が読ませてもらった。
写真では、姓にあたる所を、紙片で隠してある。
軽装版、41ページ。
「コスモス」掲載歌、「文化書道 短歌部」入選作品、「コスモス」支部・出詠歌、他を収める。
彼女が水墨画をよくし、全国の南画展で特選を得る程の腕前とは、この歌集の作品で僕は初めて知った。
3人の子ども、9人の孫、7人の曾孫に恵まれた彼女の、今後のご健康とさらなるご長寿を願う。
以下に3首を引く。
生涯の得難き日なり東京にて南画特選の表彰を受く
雪の日の甘酒うまし香に立ちてのみどを辿り心身温む
冬の衣をぬがす如くに男の孫はハミングし乍らタイヤ取り換ふ
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