稲木信夫「溶けていく闇」
県内の詩人・稲木信夫さんが昨年末に送って下さった詩集、「溶けていく闇」を読みおえる。
2014年12月、土曜美術社出版販売・刊。
叢書「社会 現実/変革」11番。
少年時代の福井空襲被災の経験から反戦を、福井地震の被災経験と福島原発事故等から、反原発を訴える。
まさに時宜を得た出版である。
3章22編、どこにこのような蓄えがあったのだろう。受贈している詩誌「水脈」では読んでいないような作品があるから、「ゆきのした」等に発表されたのか。
特定秘密保護法では、大本営式発表を暴いて真実を伝えても、罰されるだろうと私考する。
また憲法第9条は、自衛隊の存在、最高裁の自衛隊判断、他の法律によって、既に空文化していると判断する所より、議論されねばならないと、私考する。
嫌な時代だ。
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