角川「短歌」12月号・Kindle版、読了
角川「短歌」2015年12月号・Kindle版を、おおよそ読みおえる。
購入は、先月11月26日の記事(←リンクしてある)でアップした。
特集「平和のうた」の中の「レポート・緊急シンポジウム 現代の危機に抵抗する短歌」は、重要なレポートである。「言葉の危機」の時代として、講演、提言、鼎談がなされた。書籍化、せめて冊子化されないものか。
また角川短歌賞受賞・第1作の、鈴木加成太「夢の花火」30首では、「すぐ次を欲しがるもっと華やかでうつくしいひかりの玉砕を」など、時代の危機が心の危機として現れている。
なお来年1月号より、僕は本阿弥書店「歌壇」に戻る積もりだ。角川「短歌」に現在の最高の短歌がある訳ではなく、最適な特集がある訳でもない、とわずか4ヶ月の期間だったが、そう思えるからだ。
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