「歌壇」2月号・読了
総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2016年2月号を、ほぼ読みおえる。ただし散文では、読まなかった部分も多い。
本誌の購入は、今月20日の記事(←リンクしてある)、「歌誌2冊」にアップした。
栗木京子さんの「日本の橋」20首は、10首めまで安保法反対(デモに参加)を詠んでいる。そのあとは少し白けたようだ。歌壇トップグループでは、しんがり戦だったかも知れない。
また第27回歌壇賞は、飯田彩之さんの「微笑みに似る」30首が受賞した。
このような才能を読むと、自分の能力に絶望はしないが、落胆する。
候補作品の、ユキノ進さん「サンバを踊る三羽の鳥」は、優しい心が苛酷な仕事で、傷つくさまを描いているようで、痛切である。
僕はあまり仕事を詠めなかった。客観視する余裕がなかったのだろう。
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