10日ほども前か、海道剛さんの詩集「日新殘筆」が届いた。
2015年12月28日・刊。私家版。短詩29編を収め、34ページ。
海道剛さんは福井県・在住の詩人で、元・詩誌「螺旋」の仲間だった。詩誌「螺旋」は、1996年に第60号を発行したまま、長い眠りに就いている。彼は発表する詩誌もないまま、詩を書き続け、まれに詩集を届けてくれる。
開いたままの封筒で郵便受けにあったから、彼自身が届けてくれたのだろう。僕は在宅中だったから、声を掛けてくれればよかった。
作品は、漢詩風な短章に、いかに繊細さを出すか苦心しているようだ。
以下に1編を引く。
無題
月 印
山 江に
有り
風
寒 暖に
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