総合歌誌「歌壇」2016年4月号を、次号の発売日も近くなって、ようやくほぼ読みおえる。
散文では、読まなかったものも多い。
特集の「初心者の気になる表現――気をつけたいポイント」の8編を読んだけれども、短歌を読み・詠むの経験を重ねるしかないのか。
4女性の座談会「修辞を支えるもの――現代短歌のゆくえ 前編」はまだ途中で、後半にも期待したい。小島なおさんが、言葉、時代への意識を鋭くしている事、石川美南さんが、心が動いてから3年くらい寝かせて短歌になる場合もある事、などの発言に感慨があった。
短歌作品では、安保法(戦争法とも呼ばれた)が成立した後の、茫然とした世相・人心の様が表れているようだ。
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