歌誌「歌壇」5月号
総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)の2016年5月号を読みおえる。
家に届いた事は、先の4月19日の記事、「歌誌2冊」にアップした。
また同誌・4月号の読了は、4月12日の記事(←リンクしてある)にアップした。
特集「若き才能を感じる歌人たち」は、悪くはないのだけれども、43歳の中年で「コスモス短歌会」に入会した僕には、切迫して来ない。
座談会「世代間の歌をめぐって――現代短歌のゆくえ 後編」は、若手のトップ女性歌人たちの、熱心な討議で、「このまま徹夜でしゃべりたい」という発言が出るほど、率直な会であった。
僕が付箋を貼ったのは次の1首。安藤昭司さんの「銀の放射」12首より。
従順に石の影あり従順に人の影あり火を噴かぬもの
世界では、銃の乱射や自爆テロなど、いつ火が噴くか知れない危機が存する。日本でも、ナイフを使った殺人や自動車事故、自然災害など、いつ危機に遭うか知れない時代である。
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