歌集「はじめての雪」
佐佐木幸綱氏の第13歌集「はじめての雪」を読みおえる。
歌風は穏やかになっているようだ。もっともこれまでに僕は、短歌研究文庫「佐佐木幸綱歌集」を読んだだけである。河出書房新社「佐佐木幸綱の世界」の第1、2巻(歌集篇)を持っているが、まだ読んでいない。
例によって写真を撮ったが、出来がひどいのでアップしない。
歌集「はじめての雪」より、気に入りの3首を引いておく。
電脳の指示を待つ間のわたくしは犬のロッタの従順真似て
缶ビールこきんとあけて可憐なる働き蜂の話を聞きぬ
極月の沼に浮きいて動かざる鴨よ 現在を動かぬ意志よ
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