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2008年6月20日 (金)

歌集「ノラとならねば」

004  山口県萩市在住の歌人・中村泰子さん(「未来」所属)の第1歌集「ノラとならねば」を読みおえる。2003年、ながらみ書房・刊。

 題名でおおきく損をしている。「ノラとならねば」とあると、「ならねばならない」の意ととるが、実際は「ノラとならなかったので」の意である。

 近藤芳美氏の序文にあるように、感性の輝きはあるけれども、やや情緒過多の作品もあるようだ。

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