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2008年11月27日 (木)

峯尾秋翠・句集「春の音」

006  牧羊社「現代俳句選集Ⅵ」第43巻、峯尾秋翠・句集「春の音」(平成3年・刊)を読みおえる。

 著者は、中村草田男系・鍵和田秞子(俳誌「未来図」)門下。

 僕はこの句集に、あまり感銘を受けなかった。俳句には俳句の読みかたがあるだろうし、門風ということもあるだろうが、僕には響く作品が少なかったということだ。

 3句を引く。

桝酒の木の香を呷り神輿出す

寒卵こつと早出の餉に落とす

肩書のきれいに消えて夕桜

 このブログで以前に、このシリーズのうち手持ちの本は全部読んだと書いたが、先日に、箪笥の上にブックエンドで挟んである本を整理すると、その裏よりこのシリーズの句集が6冊も出てきた事だった。

 拙作1首。

鮮やかな作品ありて刺激にとなるゆゑ読めり句集あれこれ

        「コスモス」2006-6月号より

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