女優の故・沢村貞子のエッセイ集「寄り添って老後」(1991年、新潮社・刊)をよみおえる。
著者は執筆前年に女優を辞め、執筆中に東京から横須賀の海の見えるマンションに引越している。
事業を譲った夫とふたり、老後ののびやかな生活を送ったようだ。
エッセイでは、老いの哀感と心意気をユーモアにくるんで描いて、老境私小説より面白いのではないか。女優としてのドラマを(ほとんどテレビで)、僕が少し知っているせいもある。
彼女は1996年、87歳で亡くなった。調べてはないが、このエッセイ集が、彼女の最後の著書ではないか。
僕は、眉毛にも白いものがあります。
愕然としますね。
投稿: 新サスケ | 2008年12月 2日 (火) 21:00
最近、オレも思うんだなー。しみじみ。
陰毛に白髪がまじり始めて。歳だなーと。
こんなふうすこしずつすこしずつひとは死んでいくのかなーってね・・・。死ぬときはどんなひともひとりでしんでいかなあかんのやなー。こわいわ。
投稿: こぐま星座 | 2008年12月 2日 (火) 09:54