総合歌誌「歌壇」2009-6月号を読みおえる。
特集のテーマは、「写実短歌再考-方法としての『写実』を見直す」である。
編集部も、またぞろ「写実」などと言い出して、歌人の心を惑わせないでほしい。
30首連載の栗木京子「青い手帖の旅人」は6回目、「しらまゆみ」である。
その中に、僕にわからない語句が、いくつかあった。「三月の世の鋭角を削ぎながらメジロ飛び交う」「少女とは青きりんごを赤く食む口にあらずや」など。
「コスモス」関係では、宮英子さんの巻頭20首「坂多きまち」、木畑紀子さんの評論「見尽くしたあとに」2ページ、藤岡成子さんの散文「『向上心』という刺激」1ページがある。
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