「日本の古本屋」を通して、山形県の古書店「紅花書房」に注文していた、「関根弘詩集」が届く。
1968年、思潮社・刊。
この詩集には、関根弘の「絵の宿題」から「約束したひと」に至る4詩集と、敗戦前の4編を含む未刊詩篇が収められている。
戦後詩には、田村隆一・鮎川信夫ら実存派(僕が勝手に思っている)の「荒地」グループと、関根弘ら左翼系の「列島」があり、のちに谷川俊太郎・吉野弘ら小市民的な「櫂」グループが現れた。
僕は左翼系の詩を好まなかったけれど、中では関根弘(1920~1994)はレトリックに気を遣っていて、1度は作品を読んでみたいと思っていた。
コメント