丹生郡・在住の詩人・神内八重さんが、第一詩集「柘榴の記憶」を送ってくださった。
㈱幻冬舎ルネッサンス、2009年10月・刊。
第1部「まどろみ」の「お元日の朝に」では、「赤い別珍の足袋に出会った」ことから、幼い日のにぎやかな正月のさまを思い出している。
第2部「木漏れ日」の「愛しのろくろっ首」は、現在の穏やかな生活を思わせる1編である。
第3部「紫紺の間(はざま)で」の「茄子の匂い」では、米が買えなくて茄子の煮物を食べ続けた日を思い出して、涙する。
第4部「紅絹のうた」では、少女期から現在に至る、女性としての性を描くようだ。
KMさん、ありがとうございます。
「柘榴の記憶」は、表紙絵ともども、鮮やかな詩集ですね。
投稿: 新サスケ | 2009年11月 8日 (日) 19:01
詩集「柘榴の記憶」__神内さんならではのインパクトのある一冊。うつくしい装丁。帯にある「覚悟の詩集」に納得。本屋で見つけたら、手頃な価格設定もきっとうれしいと思う。
投稿: KM | 2009年11月 7日 (土) 23:13
温泉イグアナさん、ありがとうございます。
詩を本道にしておいてくださいますように。
短歌は、「それより/聴いてください。/またまた/小説を書き上げ/ました20枚」と切って読むのでしょうか。
投稿: 新サスケ | 2009年11月 4日 (水) 18:20
この詩集は、大阪人特有のバイタリティー&リアリティみたいなものが感じられてよかった気がする。
若き日の瀬戸内寂聴さんのような・・・。
それより、聴いてください。またまた小説を書き上げました。20枚。
そこで一首
「それより聴いてください。またまた小説を書き上げました20枚」
投稿: 温泉イグアナ | 2009年11月 4日 (水) 16:51