蔵書より「ゲオルゲ詩集」を読みおえる。
岩波文庫、手塚富雄・訳、昭和49年・3刷。
帯、パラフィン紙カバー。
ゲオルゲ(1868~1933)は、ドイツの詩人で、彼の晩年に台頭してきたナチには非協力的だったといわれる。
僕は彼の詩を、平凡社「世界名詩集」の1冊で、ホフマンスタールの詩集とともに収められた、「魂の一年」を読んだことがあるのみだった。
内容がわかって、優れた詩を、久びさに読んだ気がした。
男性の優しさの世界を、よく表わしている。
手塚富雄の訳も、長く詩人の作品に親しんだだけあって、なめらかで、奥深さをよく移している。
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