« 糸目玲子・歌集「丹頂の笛」 | メイン | 大雪 »

2010年1月14日 (木)

同人詩誌「果実」62号

001  福井市・在住の詩人・K不二夫さんが、同人詩誌「果実」62号を送ってくださった。

 年1~2回の発行を続けて、息の長い同人詩誌である。

 メンバーは、元教員の6名である。

 F則行さんの「日本手拭」と「イヤ!」は、庶民的感情を練達の手法で作品化している。

 W本爾さんの短詩「その正体」は定年後の身の置き所無さを、同じく短詩「小春日和」は思慮分別をしない子供に1種の羨望を覚える心を、描いているようだ。

 K不二夫さんの作品では、レトリックを駆使した「鳥の影」よりも、庭の大木を伐ってしまったあとの後悔を素直に述べた「白木蓮を切る」のほうが、優れていると僕は感ずる。

 詩の他に3名3編の、詩をめぐるエッセイが載る。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/238785/22913715

同人詩誌「果実」62号を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート