サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」
J.D.サリンジャーの長編小説、「ライ麦畑でつかまえて」を読みおえる。
白水Uブックス、野崎孝訳、1989年32刷。
著者のサリンジャーは、2010年1月27日に、91歳で亡くなったばかりである。
日本の多くの若手作家が、「『ラ・麦』体験」と略称して、読んだ衝撃を語っている。
今年還暦を迎える僕としては、さほど感激はなかったが。
彼の文庫化(新潮文庫)された短篇集は、全部読んでいるように思うが、はっきりしない。先日、短編「バナナフイッシュにうってつけの日」を読んだが、上流社会の繊細すぎる青年を描いていて、好感がもてた。
荒地出版社の「サリンジャー選集」4冊と、東京白川書院の「サリンジャー作品集」6冊を持っているが、今は取り出せない所にある。ある場所はわかっている。
KMさん、コメントをくださり、ありがとうございます。
同感です。
投稿: 新サスケ | 2010年3月18日 (木) 19:22
野崎孝訳の本書は20代半ばに読んで、なんかえらく感動した、ということだけ覚えていました。2003年に村上春樹訳のが出て読んでみたけど、若い頃はどのへんに感動したんだろう、という感じでした。
本の中には、読む年代を選ぶ本というのがありますね。たとえば「赤毛のアン」がそうかも。
投稿: KM | 2010年3月18日 (木) 11:21