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2010年3月15日 (月)

増田龍雨「龍雨句集」

003  「増補 現代俳句大系」第1巻(角川書店、昭和56年・刊)より、増田龍雨「龍雨句集」を読みおえる。

 この本の巻頭は、水原秋櫻子「葛飾」なのだけれども、それは以前に読みおえているので、今回は2冊めの「龍雨句集」を取り上げる。

 なんといっても、時代が長閑である。

 この句集の上梓が昭和5年で、満州事変が昭和6年、句吟がそれ以前である。

 また敗戦という衝撃を受けていない。

 句風も長閑であるように思われる。

 僕は、1句に1季語、と習ったと覚えているが、この句集には、1句に季語が重複しているのではないか、と思われる作がある。時代の風潮なのか、流派の特性なのか。

 ただし僕は、俳句について詳しくないから、誤っているかもしれない。

 以下に例を引いてみる。

寒鮒の籠も秤も粉雪かな

枯蔦や昨日に過ぎしクリスマス

極月のどこの社も落葉かな

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コメント

アリバイ会社さん、このブログを読んでくださって、ありがとうございます。
俳句も創作の刺激になります。

初めまして☆
アリバイ会社をやっているものです(^ ^)☆b

いつも楽しく拝見させていただいています!!

俳句の本読んだことないんで
ぜひ読んでみたいと思います☆

また遊びにきます☆

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