増田龍雨「龍雨句集」
「増補 現代俳句大系」第1巻(角川書店、昭和56年・刊)より、増田龍雨「龍雨句集」を読みおえる。
この本の巻頭は、水原秋櫻子「葛飾」なのだけれども、それは以前に読みおえているので、今回は2冊めの「龍雨句集」を取り上げる。
なんといっても、時代が長閑である。
この句集の上梓が昭和5年で、満州事変が昭和6年、句吟がそれ以前である。
また敗戦という衝撃を受けていない。
句風も長閑であるように思われる。
僕は、1句に1季語、と習ったと覚えているが、この句集には、1句に季語が重複しているのではないか、と思われる作がある。時代の風潮なのか、流派の特性なのか。
ただし僕は、俳句について詳しくないから、誤っているかもしれない。
以下に例を引いてみる。
寒鮒の籠も秤も粉雪かな
枯蔦や昨日に過ぎしクリスマス
極月のどこの社も落葉かな
アリバイ会社さん、このブログを読んでくださって、ありがとうございます。
俳句も創作の刺激になります。
投稿: 新サスケ | 2010年4月13日 (火) 21:43
初めまして☆
アリバイ会社をやっているものです(^ ^)☆b
いつも楽しく拝見させていただいています!!
俳句の本読んだことないんで
ぜひ読んでみたいと思います☆
また遊びにきます☆
投稿: アリバイ会社 | 2010年4月12日 (月) 22:12