綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2010-4月号を読みおえる。
巻頭、馬場あき子さんの10首連載「あかゑあおゑ」の第4回「青い卵」には、いつもながらの迫力がある。
比較的に新しい(?若い)人だろう東直子さんの「眠れよい子」20首も、優れていると思う。
特集「鑑賞力を磨く-より深く歌を味わう」を初めとする論考には、あまり興味が湧かない。
極論すれば、「論はどうとでも付く」と思っている。色いろな論と行動の果ての、感じ方である。
その他の「コスモス」関係では、歌舞伎に詳しい津金規雄さんの「わが永遠のスター」28「正月男團十郎」が彼らしく、田宮朋子さんの「白き闇」12首が爽やかである。
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