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村上春樹「1Q84」第3巻を読みおえる。
新潮社、2010年4月16日・刊。
紙カバー、帯。
女性主人公の青豆は、拳銃の銃身を口に含みながら、引き金を引かず、生き残った。
「シャーロック・ホームズの生還」(本は読んでいない)みたいだ。
第1、2巻の感想で、「現代の愛のファンタジー」と書いたが、第3巻ではますますその方向性があらわになった。
DVへの報復や、新興宗教の話は少なくなる。
青豆と天吾が、「1Q84」の世界から、1984年へ脱出し、結ばれたところでエンディングとなっている。
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