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2010年4月21日 (水)

山口誓子「凍港」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第1巻(昭和56年・刊)より、第6番めの、山口誓子・第1句集「凍港」を読みおえる。

 原著は、昭和7年、素人社・刊。

 句界の彼の評価は高く、その「序」で師・高浜虚子は、「所謂辺境に鉾を進むる概がある」「長く征虜大将軍たらんとするもの」と、称揚した。

 昭和10年、「ホトトギス」を辞し、水原秋桜子の「馬酔木」に加盟した。

 以下に5句を引く。

雪挿しに長路のスキー休めあり

匙なめて童たのしも夏氷

廻廊を鹿の子が駆くる伽藍かな

かげろひて港は夏をおもはしむ

曾て世の男女(なんにょ)の情や近松忌

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