吉岡禅寺洞「銀漢」
角川書店「増補 現代俳句大系」第1巻(昭和56年・刊)より、7番めの吉岡禅寺洞・句集「銀漢」を読みおえる。
原著は、昭和7年、天の川発行所・刊。
彼の許には、後年に活躍した多くの俳人が集まった。
しかし僕は、この句集の句風を好まない。文人趣味というのか、情緒的・微温的である。
俳句には芭蕉以来、1種の鋭さの流れがあると思う。
以下に、僕がよくないと思う例を、2句引く。
藪椿しづかに芯のともりゐる
黴の香のそこはかとなくある日かな
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角川書店「増補 現代俳句大系」第1巻(昭和56年・刊)より、7番めの吉岡禅寺洞・句集「銀漢」を読みおえる。
原著は、昭和7年、天の川発行所・刊。
彼の許には、後年に活躍した多くの俳人が集まった。
しかし僕は、この句集の句風を好まない。文人趣味というのか、情緒的・微温的である。
俳句には芭蕉以来、1種の鋭さの流れがあると思う。
以下に、僕がよくないと思う例を、2句引く。
藪椿しづかに芯のともりゐる
黴の香のそこはかとなくある日かな
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