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2010年5月12日 (水)

飛鳥田孋無公「湖におどろく」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第1巻(昭和56年・刊)より、8番めの句集、飛鳥田孋無公(あすかた・れいむこう)第1句集「湖におどろく」を読みおえる。

 彼は1896年生れ、1933年に37歳で亡くなっている。この句集の完成を見ないで。

 臼田亜浪の序、自序、年譜、大野林火の後記を備えた、彼の唯一の句集である。

 生涯に唯一の句集を出して早世し、後年にその評価が高まるのも、俳人の没後の悲しい幸せではないだろうか。

 以下に6句を引く。

秋の朝日指頭に炎えてあたたかき

わが癖のうつつはけふも雪をかぐ

クローバや雨の焚火が雨焼いて

月さすや萍の咲きをはる花

大つごもり村は皆寝て星ばかり

蛍ゆく浜の焚火をよそにして

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コメント

ENTARO様、コメントを下さり、ありがとうございます。
手書きで探したり、漢字辞典で探したり、できると思います。

新サスケさま、早速の情報ありがとうございました。

ネットに載せるうえで、この"孋"の字がネックでした。

遠藤美彦様、コメントを下さり、ありがとうがざいます。
お尋ねの字は、IMEパッドの手書きより、探したと記憶しています。

サスケさん、早速のコメントありがとうございます。

孋無公の娘の吾が母は健在ですが、孫は私と従姉妹の二人きりになってしまいました。

ネットのおかげで、母の望みの祖父の句集も4冊ほど手に入れることができました。

これからは如何にネットなどで紹介していくか・・・

ちなみに、"孋"の字はどのように出されたのですか?

遠藤美彦様、コメントを下さり、ありがとうございます。
返事が遅れて、済みません。
これからもよろしくお願いします。

初めまして!

飛鳥田孋無公(忠作)の孫でございます。

祖父の句をお取り上げいただき、ありがとうございます。

私も祖父の作品を埋もれさせることなきよう努めてまいりますので、これからもよろしくお願いいたします。

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