「リルケ全集③詩集Ⅲ」
彌生書房、昭和48年・刊。
この本は、詩集の「ドゥイノの悲歌」と「オルフォイスへのソネット」、詳細な註解を収める。註解はほとんど読まなかった。
両詩集とも、文庫本などの詩集や、世界文学全集の「リルケ集」などで、何度か読んだ。
難解なところのある詩集で、僕はかつての一時、詩の意味を読み取れなかった。
「ドゥイノの悲歌」10編と、「オルフォイスへのソネット」55編、その他の詩が、わずか23日のあいだに完成された。リルケにとって、霊感の嵐だったのだろう。霊感というのは、創造のインスピレーションである。
(僕は、わずかなアイデアにすがって、詩と短歌を創っている)。
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