白石公子(しらいし・こうこ)のエッセイ集、「日曜日の捜しもの」を読みおえる。
朝日文庫、1999年・刊。
彼女は有力な詩人で、思潮社の「現代詩文庫」にも入っている(161巻、定価1,223円)。
彼女には、詩人としての見上げる部分があり、30歳台の独身女性として気安い部分もあるだろう。
そういう人物の、個人的生活のトリヴィアルなあれこれを、エッセイとして公開するのだから、人気を呼ぶ。
元は、「アサヒグラフ」1994年5月20日号から、1年余りにわたって連載された文章である。
彼女にはそれ以外のエッセイ集もあり、「もう29歳、まだ29歳」(新潮文庫)が、とくに話題となった。
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