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2010年10月 1日 (金)

詩誌「間隙」第29号

002_2  僕が編集している詩誌「群青」の女性同人、AUさんが「群青」19号の詩稿と共に、同人詩誌「間隙(カンゲキ)」第29号を送って下さった。

 2010年9月、間隙出版・発行。

 O孝和さんが、詩「後ろ姿」「白鳥」、2編を寄せている。

 森川義信を連想させる、危機感露わな作品である。

 たしかに今の日本は、国家財政、経済社会が、破局的である気がする。それは個人の心の危機でもあるだろう。

 AUさんは、詩「華麗なカレイ」とエッセイ「丸」を寄せている。

 詩は転想があるようだが、第2連と第4連を引用する。

     華麗なカレイ

        (前略)

そのなかに

鱗が少し変わったカレイがあったら

文字がないか

見てくれ

       (中略)

もし

そのカレイを

酒の肴にしてしまったら

手紙は

一生とどかない

       (後略)

 

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コメント

こぐま星座さん、それは僕も驚きですね。
記事には書かなかったけれど、エッセイは、孤独な少女を描いて、よかったですね。

いやー、コレが小沢前民主党幹事長の政治とカネの問題を念頭に書いた作品だと(本人から)聞いたときは驚きました。
エッセイのほうはすごくよかった。

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