図録「長谷川等伯展」を見おえる。副題に「仏画から水墨画まで」とある。
平成10年、石川県七尾美術館・編集発行。
長谷川等伯は、能登七尾出身で、桃山時代に京都で活躍した画人であって、当美術館ではしばしば展覧会を催しているとの事である。
副題の通り、仏画から、花鳥画、屏風図の大作まで、13品が載せられる。
才能のある人の絵画らしく、仏画にさえオーラがある。
収録作のうち1番は、「瀟湘八景図屏風」(6曲1双)だろう。
それに次ぐのが、「波濤図」(12幅より6幅)だろう。襖絵12面を、12幅の軸に改装したものという。
作品は、洒落ていて迫力がある。
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