図録「雨田光平展」を見おえる。
福井県立美術館、1988年・発行。
雨田光平(あまだ・こうへい、1893~1985、享年92)は、福井県に生れた彫刻家で、東京に出て評価され、欧米にも留学したが、第2次大戦中に帰郷し、創作を続けた。
写実的表現から、留学後は構成主義的な作品に移る。
人物像を大胆にデフォルメした彫刻の他、レリーフ、15点の絵画も載せる。
雨田光平はまた、京極流筝曲2代目奏者、ハープ奏者として活躍した。
僕が地方の新聞やテレビで知る彼は、「変わったオジサン」であったが、前衛彫刻家であり、中央でも高く評価されている事を、はっきり知った。
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