図録「大写楽展」を見おえる。
1995年、東武美術館・NHK・NHKプロモーション・発行。
東洲斎写楽がわずか10ヶ月の間に制作した浮世絵、約140種のうち、120種を収め、関連出品作として他の絵師の浮世絵も収める。
作品のほとんどが歌舞伎の役者絵だが、相撲絵、武者絵なども、わずかにある。
初期は大首絵だったが、のちに全身象の絵に制作が移る。
同時期の他の浮世絵と比べるとわかるが、写楽は人物の特徴を強調するデフォルメをおこなって、1種の迫力を生む。
写楽は、わずか10ヶ月の制作のあと、世間から消えて、その人物について、様ざまな説がある。
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