高野公彦氏が贈ってくださった2冊の著書(4月2日のこのブログで紹介)のうち、「うたを味わう 食べ物の歌」を読みおえる。
柊書房、2011年4月・刊。
帯、187ページ。
萬葉集から現代歌人の作品まで、食べ物の短歌を採り上げて、鑑賞し、また氏の好みも述べて、ゆったりとしたエッセイ集である。
氏の食べ物の好みは庶民的で、グルメではない、とみずから述べている。
僕も(?)高級料理は苦手なので、親近感をもった。
「あとがきにかえて」の中で、好きな物、苦手な物、などの一覧表を挙げているが、個別になると自分の好悪とは違ってくるものもある。
ともあれ、たくさんの食べ物の歌と評に接して、楽しい1冊であった。
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