総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2011-6月号を読みおえる。
短歌作品をおもに読んだ。
特集は、「震災のうた-被災地からの発信」である。機会詩としての短歌を生かして、東日本大震災を詠むのはよい。
しかし国民の心が1方向に向かう、あるいは向かわせようとする力は、困る。
また政府がこの時期に、消費税増税、公務員の賃金カットを狙うのは、よくない。
それと「追悼 石田比呂志」が特集である。無頼派・破滅型は現在、芸術家として高く評価されないだろう。
実直に生活を維持して、創作を成す、日本の作家なら大江健三郎、村上春樹が高く評価されるように。
コメント